14歳から息子と性行為をし続けた母の告白 (集英社オンライン)

「ずっとしてるんです。ちょうどあの子が、声変わりしたくらいから……」

悠馬が中学3年生の頃、悠馬の部屋を掃除していた恵理子は、いわゆる「エロ本」を見つけてしまった。
そこには、女性が電車で痴漢をされている写真や、女性が複数の男性を相手に性行為をしている
写真が載っており、恵理子はショックを受けた。

「雑誌に載っていたような、性犯罪まがいの行為を覚えたら、将来大変なことになります。
だから私が教育しなくちゃいけないと思ったんです」

悠馬は頻繁に、母親に性行為を求めるようになった。
それは密かに、15年ほどセックスレスだった恵理子の欲求を満たすものでもあった。

息子一筋の母親に対して、息子が母親一筋だったかといえば、そうではない。
悠馬は「恋人」という特定の相手を作らないまでも、大学に入った直後から、
複数の女性たちと関係を持っていた。

悠馬は次第に、過干渉な母親の存在を疎ましく感じるようになり、
母親の身体を受け入れる気にならなくなっていた。

一方、恵理子は、
「恭子さん、助けて!息子に冷たくされて……。私、あの子がいないと、生きていけないのに……」

そう言って、よく私に電話をかけて来るようになった。

恵理子は悠馬に何を望んでいるのか。

「わからないんです……。母親として、息子の幸せを願う気持ちもあるんです。嘘じゃありません。
でも、女として、どうしても認めたくない、許せないっていう思いがあって、自分でもどうすればいいのか、苦しいんです……」