スタバで過ごす午後のひととき
フラペチーノとかショット追加とか完璧な注文をしたつもりだが
寒いのに冷たいドリンクが来て愕然とするが普通に受けとる
ビニールのショルダーバックから村上春樹の新刊を取り出して
読もうとすると老眼鏡を忘れたことに気づくもそのまま読み続けるふりをする
かたわらにノートを拡げて言葉を何か書き付けてみたりする
特に意味はない
単にやっと買ったペリカンの萬年筆の使い途が他にないだけである
時々ため息をついたり軽く首を左右に振ってみたり深くうなずいてみたりする
特に意味はない
単に加齢臭を撒き散らせただけである
ふと髪の毛をかき上げようとして
とっくに禿げてることを思いだす
そろそろ松島に向かおうとして立ち上がると
けっこうな量の尿を漏らしてしまう
そういうバカにわたしはなりたい