日本は、わたしは、本当に恵まれているなと改めて気付かされる数字が並ぶ。


わたしはたくさんの人を踏みつけにした上に、この幸せな生活をしているのだろう。
命に危険がさらされていないということの、貴重さを深く感じる。

 きっとこの本が話題になったのも、読んだ人がみんな「自分はなんて幸せなんだろう」と感じたからではないだろうか。
分かっていながらも、
実際の数字を目にするとショックを受ける。

そして、日本に生まれてよかった、と思いながら難民募金に十円玉なんかを入れるのだろう。