新型コロナウイルスの感染拡大で、夜間の外出を自粛する動きが広がるなか、風俗業界で働く女性たちの支援団体には、生活の困窮を訴える相談が急増しています。
 支援団体は「風俗業界で働く人たちの深刻な窮状について、社会が理解を深め、適切な支援が届くようになってほしい」と話しています。
 弁護士や社会福祉士などでつくる支援団体「風テラス」は、風俗業界で働く女性たちからの相談をSNSやメールなどで受け付けていますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って相談が急増し、ことし2月から、2日までの相談件数は321件に上っています。
 寄せられた相談は「給料が2週間ほぼない状態で、家賃や生活費、医療費が払えない」などと生活の困窮を訴えるものが最も多く、
 中にはシングルマザーの女性から「臨時休校で子どもを預けるのも難しく、ほとんど働けなくなった。ほかに収入を得るすべもなく追い詰められている」などという深刻な相談も寄せられているということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200403/amp/k10012367011000.html