新型コロナウイルスに感染しても全く症状が出ない人(無症候性感染者)が一定の割合でいらっしゃいます。
新型コロナの感染者のうち、無症候性感染者の占める割合や、無症候性感染者から感染しやすいのか、などについてまとめました。
無症候性感染者とは?

無症候性感染者とは、感染をしても症状が出ない人を指します。
新型コロナでは、重症化して人工呼吸器などを使用するような患者さんもいる一方で、感染をしても全く症状が出ない人が一定の割合でいることが分かっています。
なお、全く症状がない人の中には「症状はないけど、レントゲンやCTを撮影すると肺炎の所見がある」という人も含まれており、無症候性感染者にCTを撮ると半分の人に肺炎像があったという報告もあります。
無症候性感染者が占める割合は?

新型コロナ感染者の中で、無症候性感染者が占める割合についてはまだ定まった見解はありませんが、メタ解析という多数の報告をまとめた解析法による無症候性感染者の割合についての検討では、33%の人が無症候性感染者ではないかとされています。
しかし、感染した場合に無症候性感染者へのなりやすさは年齢によって異なると考えられています。