性欲に関しては、感染拡大とともに、男性は「おおむね維持」であったが、なぜか「都市部住まいの1人暮らし独身男性」のみ上昇していた。
平時と2020年6月以降の性欲を1〜10段階の評価で比較した数値では、男性は、5・8→5・6、女性が4・0→3・7と、それぞれ減少。社会情勢の不安や生活リズムの変化によるストレス、睡眠不足が性欲低下を招いたと推測される。
こんな声もあった。
「リモートワークで出勤ストレスもなく規則正しい生活で性欲が戻った」「夫婦で過ごす時間が増え、セックスレスが改善した」「巣ごもりで一緒に話す時間が増えて、子供をつくろうと積極的になった」
性欲も環境によって二極化していた。
マスターベーションについては、「全くしない」がやや減少し、「月1回程度するようになった」が増化。男性は回数が増え、時間が長くなった人が多く、女性は変化が少ないものの減った人が多かった。
女性は先に紹介したようにコロナ禍で性的意欲は低下傾向に。これは、子供やパートナーと一緒にいる環境的な制約がある上、共働きでリモートワークの場合には、家事を請け負うなど女性の負荷が大きかったことが影響したと想像される。