『旧約聖書』の「創世記」38章にオナンという名の男が登場する。

彼は兄エルが早死にしたため、その代わりに子孫を残すべく兄嫁タマルと結婚させられた。
しかしオナンは兄のために子を残すことを嫌い、性交時は精液を膣の中に放出せず、寸前で陰茎を抜き精液を地に漏らして避妊をしようとした。

しかしこの行為は神の意志に反するものとされ、オナンは神によって命を絶たれた。
オナンがおこなったのは膣外射精であるが、語義が転じて生殖を目的としない射精行為としてオナニーという言葉が使われるようになった。