60〜90代で「一人暮らし」の生活満足度 家族と「同居」よりも高かった
2021年7月19日
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歳をとってからも子供が近くにいてくれて、身の回りの困り事が相談できるという環境は、多くの人にとってもはや幻想でしかない。
1980年の「65歳以上の人がいる世帯」の構成を見ると、親・子・孫が一緒に暮らす「三世代世帯」が50.1%と過半を占めていた。
親と未婚の子が一緒に住む世帯を含めれば、6割以上の高齢者が、老後に生じる困難に「親子」で向き合える環境があった。
それが、最新の2019年のデータでは、三世代世帯は1割未満にまで激減。
「親と未婚の子の世帯」も2割に留まる。
代わって「夫婦のみの世帯」が約3割で最多となり、3割弱の「単独世帯」がそれに続く(令和3年版『高齢社会白書』)。