「貧困層が液状化のように」都心の公園、20分で消えた弁当400食
2021年10月18日
https://www.asahi.com/sp/articles/ASPBH4W0CP9YULFA03V.html

東京・池袋のサンシャインシティ。そのわきにある東池袋中央公園は、ここだけが別世界のようだった。

9月下旬の昼下がり、人々が「ソーシャルディスタンス」で2メートルほど間を空けて列に並びだした。
高齢の男性が多いが、中年の男女も目につき、中にはスマホをいじりながら待つ若者の姿も。
日が落ちるころには、広い公園を埋める長蛇の列となった。

彼らの目当ては、無料でもらえる弁当だ。生活に困る人を支援するNPO法人「TENOHASI」が、炊き出しや生活相談を月2回おこなっている。ここに集まる人たちは、どんな事情を抱えているのか。