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中国の偵察気球、米本土の軍事施設対象か 対立の火種に
2023年2月3日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN033LI0T00C23A2000000/

米国防総省高官は2日、中国の偵察気球が米本土上空を飛行していると明らかにした。軍事施設の偵察を試みた可能性があり、米軍の情報収集能力を試したとの見方もある。米中対立の新たな火種になりかねない。

米国防総省のライダー報道官は2日、記者団に偵察用気球が米本土上空を飛行していると明らかにした。同省高官は「中国の気球だと確信している」と説明した。
気球は民間機の一般的な飛行高度より高い位置を飛行しており、軍が監視を続けている。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、気球は中国から米アラスカ州付近を通り、カナダ北西部を経由して西部モンタナ州に入った。
高官はモンタナ州での気球の飛行を認め、「機密のある場所」の偵察を試みたと主張した。
同州には大陸間弾道ミサイル(ICBM)を運用するマルムストロム米空軍基地があり、偵察対象になっていた可能性がある。