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●「時間がたつほど不利に」
中国をどこまで追い込むべきか。人口学者のエマニュエル・トッド氏は著書で次のように指摘する。「(中国の)将来の人口減少と国力衰退は火を見るより明らかで、単に待てばいい」(堀茂樹訳)

世界最大だった中国の人口は22年末、61年ぶりに前年末を下回り、インドに抜かれたもようだ。働き手はこれからどんどん減り、成長の天井がみえてくる。

日本経済研究センターは昨年末、30年代とみていた名目国内総生産(GDP)の米中逆転がもう起きないとの試算をまとめた。

「習氏は時間がたてばたつほど自分たちが不利になるとわかっている」。
こう分析するのは中国政治に詳しい准教授だ。米国に追いつけないどころか、インドに抜かれる不安を感じ始めているという。