ロシア、22年のGDP2.1%減 欧米の制裁響く
ウクライナ侵攻1年
2023年2月21日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR16BHB0W3A210C2000000/

製造業の苦境も鮮明だ。業種別では部品で輸入品の占める比率が高い自動車が45%減った。
経済制裁で部品などの輸入が滞り、サプライチェーン(供給網)に支障が出た。欧州ビジネス協議会(AEB)によると、22年のロシア新車販売は前年比59%減の約69万台だった。

撤退する外資系企業が相次いでおり、経済低迷に拍車をかける。
トヨタ自動車は22年9月に日本の大手メーカーとして初めてロシア市場からの撤退を発表した。

家具大手のスウェーデンのイケアが売却を決めていたロシア国内の工場について、ロシア紙イズベスチヤは16日、ロシア産業貿易省がロシアの木材メーカーなど2社へ売却を承認したと伝えた。
米エール大によると、2月中旬時点で1100社を超える企業がロシアからの撤退や事業縮小を決めた。