米国「戦時体制」に突入か クリテンブリンク米国務次官補が表明「中国の覇権主義に対峙」
川上高司教授「米国は軍事力をアジア正面にシフト」
2023.3/1
https://www.zakzak.co.jp/article/20230301-MY7TIEBUYZOPVHSDKN62TPAOLU/

バイデン米政権が、中国の軍事的覇権主義に対峙(たいじ)する強い姿勢を示した。
ダニエル・クリテンブリンク国務次官補は2月28日、米下院外交委員会の公聴会で、中国による沖縄・尖閣諸島や台湾への威圧に対し、「米国は対抗し続ける」と表明した。

中国とロシア、北朝鮮などの専制主義国家が連携を強めるなか、米国は世界各国で外交攻勢を仕掛けている。識者は「米国が『戦時体制』に入った」と分析した。

東アジア・太平洋を担当するクリテンブリンク氏は、委員会に事前提出した書面証言で、南シナ海や尖閣諸島を含む東シナ海、台湾海峡をめぐる中国の脅威や挑発を看過しない立場を表明した。

米国本土上空に飛来した「偵察気球(スパイ気球)」問題にも触れ、「中国が国内ではより抑圧的に、対外的にはより攻撃的になっていることをさらけ出した」と非難した。