だから我々は、なぜブランドにこだわるのだろう?なぜ美しさを求めるのだろう?なぜ複雑さや精密さに魅了されるのだろう?

こうした問いかけを繰り返し「その動機が心の貧しさではないだろうか?」と常に自己監視しなければいけないと思うのです。

執着があれば=貧しさです。
興奮=感情的=愚かさです。
興奮と執着で買った腕時計は、遅かれ早かれ必ず手離します。

良いものを、興奮せずに、静かに愛す。丁寧に使いはするが、壊れても慌てず、傷ついても執着して落ち込まない。

これが理性あるモノとの付き合い方だと思います。