ウヨさんたちは
「第二十四条  婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、」とあるから
同性婚は憲法で禁止されていると主張しているけど
これは当時は政略結婚等で主に女性の権利が蔑ろにされていたから
それを禁止するという意味のものであって
両性という言葉にはそれほど深い意味はないだろう
当時は同性婚なんて問題も想定されてなかったわけだから
これに同性婚の禁止というニュアンスが含まれているとは考えられない

それに同じ日本国憲法には
「第十一条  国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。」と
「第十四条  すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、
政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。 」
とあるのがどうして目に入らないのか

さらに
「第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、
公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 」
とまであるのだから同性愛者に人権はないとか差別すべきという主張など
法治国家たる日本の国民の発言だとは思えない

そのくせ第九条について論じる時は
現在の日本国憲法はアメリカから押しられたもので意味がないから変えるべきなどと主張するダブルスタンダードぶりである

私は憲法は変えてもよいと思う立場だがそれにはこの憲法が何を意図し何のために作られたものかを
真摯に考える誠実さを持つ必要があるだろう
まともに考えもせずに一部分だけを取り上げて都合よくばかり解釈するのは
不誠実すぎるのではないか