知っているよ 君がごみばこを探していること 寄りかかれる人がいないから 言いたいことも言えずにいること
横たわるにも今は 胃のあたりがどうも痛んで 正気にもなれそうにもなく この雨の中を立ち尽くしている
この世の正しさなんて よく分からないままのほうがいいのかな 保身に走る人の世を見て くぐもった声しか聞こえてこない
知らなかったのかな みんながごみばこを探しているのを 言いたくても言えないことがこうして 増えてしまって処理しきれないのを
イヤなことは空にでも飛ばしたいけれど 今はデジタルが勝手に刻まれている その向こう側には僕も君もみんなもいて うやむやとあやふやをさまよっている
街中にごみばこが少なくなったのは そしてコンビニに駆け込むのは 相乗作用なんかじゃなくて 誰かに逢って聞いてほしいことに似ている