9月だというのに どうしてこんなに暑いのか 夏だけで半年ありそうな気分 そりゃメニューからかき氷が消えづらい
長い間積読にしてあった 単行本が増補の上に文庫化した 季節はいつまで過ぎていくのか 自分は相変わらず変われないまま
ミラクルなんか起きるわけもなく 今日もひとりで過ごすのか どこかの群衆に入ったところで なんにもなることはないのに
頼んだかき氷があっという間に出てくる せつない思いはいつだってしている 電気代が高くなるから家にはいづらい だけど外に出れば出費が厳しい
口の中で溶けてゆくみたいに 自分の存在も溶けてなくならないかな しょうもない悩みを大きく考えてしまう 自分なんてこのまま消えてしまえばいいや
9月だというのに いつまでこんなに暑いんだ かき氷が食べ終わる頃 自分は何をしているのだろう