>>436
>ブルバキといえば自然数の定義にも0を入れてたわよね。
それは知らなかったけれど、自然数に0を入れるのは数学基礎論(論理学や集合論)では一般的よ。
数学のすべてを集合で表現しようって考えだから、自然数とかの数もすべて集合で定義するの。
自然数の集合論定義はいくつかあるらしいけど、一番有名なのはフォン・ノイマンによるもので
0 := ∅
n+1 := n ∪ {n}
と帰納的に定義するの。すると
1 = {∅}
2 = {∅, {∅}}
3 = {∅, {∅}, {∅, {∅}}}
4 = {∅, {∅}, {∅, {∅}}, {∅, {∅}, {∅, {∅}}}}
てな感じになるわ。
すると、|n| = n (集合nの要素の個数はn個)となるのよ。
あと n < m ⇔ n ⊊ m ⇔ n ∈ m なんて関係も成り立って便利なのよね。
もし自然数を1から始めたら、自然数の集合論的定義がきわめて不自然なものになってしまって
理論全体が大変なことになってしまうと思うわ。

0の発見っていうのも、10進法とかで数を表記する時に空の位に書くものを発明した、という意味じゃないかしら?
0がないと、数字が無限に必要になってしまうから。
数としての0の概念自体は、人間の中に普通にあるもののような気もするわ。
実際、正の自然数と同様、0は自然言語で表現可能なことじゃないかしら。

うさぎはいちごをひとつ食べた。
うさぎはいちごを(まったく)食べなかった。

そこへいくと、負の数は自然言語では表現しようがないわ。