当時、中森さんのカバーを聴いた松本隆さんが「聖子バージョンは美しい地球を夢見るファンタジーの世界だけど、明菜バージョンは絶望的な未来のドキュメンタリーを見ているように聴こえる」―― と表したのがたいへん印象的でした。表現者によって、作品の本質までが全く変わったものになってしまうという体験はこれが初めてでした。
川原伸司