2019年7月18日、京都アニメーション放火殺人事件が起きた。京都府伏見区の第1スタジオが白昼、ガソリンをまかれた上で火を放たれ、36人が犠牲になった。自身も全身にやけどを負った青葉真司被告の初公判が、治療などを経て、9月5日に開かれる予定。
番組では、青葉被告の主治医を務めた鳥取大学医学部附属病院・上田敬博教授や医療チーム、別事件の被害者で全身に9割のやけどを負ったの岡本真寿美さんに取材し、加害者・被害者にまつわる日本の課題を考える。
ナレーションの伊藤は、救命救急センターが舞台となったこともある『チーム・バチスタシリーズ』で主演を務めたことがある。
伊藤は「僕も、一刻一刻を争う中で目の前に対する命に向き合おうと思って演じたので、このドキュメンタリーの医療チームの心境には共感するところもあります。
人の命を救うという、“医師としてすべきこと”に全力を尽くした彼らは何も悪くないのに今も悲しみや苦しみを抱えています。事件に関わったさまざまの立場の人の複雑な思いを心に刻んでもらえたら」と語る。
「事件を扱う番組を見られない被害者やご遺族の方もおられるはず。そのことも胸に刻んで、やらせていただきます、と思って収録に臨みました。このあってはならない事件が忘れられてはいけないという思いです」と、覚悟し向き合った。
その上で「一番ケアをされるべき被害者にここまで補償がされていない現実に驚きました。被害者に対する救済が見直されればと思いました」と呼びかける。