みちよテンプレ

みちよ伝説 part1

1997年、ASAYAN「シャ乱Qロックボーカリストオーディション」9900名の頂点に。
シャ乱Qプロデュースの「GET」で歌手デビュー、デビュー翌日には武道館でデビューライブを開催。
華々しい芸能界デビュー!…のはずだった

・デビュー曲ではⅯステ、ポップジャム、CDTVなど主要音楽番組に出演、「GET」のテレビスポットCMも大量に流れる等、かなりのプッシュをもらうも、オリコン初登場24位。
・その頃、オーディションで落選組だった「モーニング娘。」が5日間5万枚の手売り企画を完走し、視聴者の感動を呼ぶ。
・モーニング娘。のデビュー曲、「モーニングコーヒー」はオリコン初登場6位、累計でも20万枚という新人としては異例のスタートダッシュを切る。
・一方、同時期に発売された平家さんのセカンド「卒業 〜TOP OF THE WORLD〜」はカーペンターズのカバー、リチャードカーペンターから「君ならきっと大丈夫」と励まされるも、オリコン初登場35位
・同曲のMVの撮影時、「歌手は喉が大事」と常にのど飴を舐め続ける生活をして急性胃腸炎を発症し、入院。別人のように痩せこけてしまったため、歌番組の出演が大幅にキャンセルとなる。
・一方、モー娘。のセカンド「サマーナイトタウン」はメンバー増員の話題性もあり、オリコン初登場4位、売上も倍増する。
・3枚目のシングル「ダイキライ」はオリコン初登場50位、早くも出口の見えないトンネルに突入。
・98年夏・モー娘。との共同ファーストコンサート「Hello!」を開催し、デビュー曲「GET」をモー娘。とのコラボで披露するなど盛り上がりを見せ大成功!かと思いきや、映像ソフトでは平家さんの歌唱シーンが6曲もカットされる。
・モー娘。とのW主演による初映画作品「モーニング刑事」で女子高生のカリスマ・みちよ役を熱演。
・同映画のオープニング曲「だけど愛しすぎて」はオリコン初登場95位。売上は2000枚弱。いよいよ目も当てられない状況に。
・同映画のエンディング曲、モー娘。の「抱いてHOLD ON ME!」はオリコン初登場1位、約50万枚。
・同映画公開記念に行われたモー娘。とのジョイントツアー&学園祭ではほとんどのヲタがモー娘。目当て、自分の曲をトイレタイムにされた挙句、ライブ後の握手会では自分だけスルーされるという屈辱を度々受ける。
・悔しさのあまり毎日ホテルで涙。映画「ローズ」のテーマソングを聴きながらひたすら泣き、「日本に私のファンなんて誰もいないんだ…」と絶望する。
・そんなある日、地方公演でたった3人のヲタが自分の歌で盛り上がってくれてるのを確認し、「私にも応援してくれる人が居る。頑張ろう。」とデビュー以来初めて嬉し涙を流す。
・「今は試練の時。必ず結果を出して、大きな歌手になる。モーニング娘に負けない!」と自分に喝を入れる。
・98年大晦日、モー娘。紅白初出場、レコ大最優秀新人賞を獲得。デビュー当時「目標は紅白」と語った平家はその様子を実家で見ていた。
・99年に入ると個人の仕事が激減、モー娘。の春・夏・秋ツアーのゲスト歌手として全公演に遠征。また、モー娘。関連番組のⅯⅭ等を担当。
・仕事の無い時はひたすらボイトレ。ゴキブリの出るスタジオに寝泊まりするなど「シンガーとして成功する」という意欲を見せる。
・しかしボイトレのやりすぎで喉を壊し、更にスタッフから「下手になった」と言われショックを受け、ボイトレをやめる。
・気の毒に思った関係者から、地方の市民祭り、町民祭り、デパートで歌うなどの営業をもらいステージに立つも、全く盛り上がらず。
・モー娘。は「LOVEマシーン」で遂にミリオンセラーを達成。もはや手の届かないほどの差をつけられるも、「モーニング娘。はアイドル。私はシンガーだから」と自分に言い聞かせる。