日本がレプリコンワクチンを認可してから 8 ヶ月が経過していますが、開発国である米国や
大規模治験を実施したベトナムをはじめとする世界各国で未だにレプリコンワクチンが認可されて
いないのはなぜでしょうか。この状況は、海外で認可が取り消された薬剤を日本で使い続けた結果、
多くの健康被害をもたらした薬害事件を思い起こさせます。
COVID-19 パンデミックのときのような緊急時を除き、本来、薬剤は安全性が認められるまで
世の中に出回ることはありません。海外で未認可であるということは何らかの安全上の懸念が
あるのではないかと疑わざるを得ません。
2. シェディングの問題
レプリコンワクチンが「自己複製する mRNA」であるために、レプリコンワクチン自体が接種者から
非接種者に感染(シェディング)するのではないかとの懸念があります。すなわちそれは、望まない
人にワクチンの成分が取り込まれてしまうという倫理的問題をはらんでいます。これは医療に
おいて最も重要で最も基本的な倫理原則である「危害を与えない」ことへの重大な侵害といえます。
レプリコンワクチンは、感染性を持たせないように設計されているとのことですが、そのことは
臨床研究によって実証されなければなりません。しかし、現在までに当該レプリコンワクチンに
おけるシェディングに関する臨床研究は皆無(岸田, 2024; 厚生労働省, 2024)です。
レプリコンワクチンが、望まない人にワクチンの成分が取り込まれてしまうという倫理的問題を
はらんでいることに加え、10 月からの定期接種が、シェディングの有無を確認するための
実証研究になってはいけないと考えます。