サロンdeクラシック 16楽章
!extend:none:none:1000:512:donguri=0/3
仲良く使ってね
前スレ
サロンdeクラシック 15楽章
https://phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/gaysaloon/1747167648/
VIPQ2_EXTDAT: none:none:1000:512:donguri=0/3: EXT was configured ボエームといえばあたしトリエステで観てるの
ルーマニアで足をけがしてローマの義父のところに向かう途中。
イタリア国鉄がストでユーゴスラビア(当時)の国境からバスに乗ってトリエステにたどり着いたの
ローマに向かう夜行列車は日をまたいで午前1時頃
疲れた体を休めようとレストランに入ったらポスターでその晩劇場でボエームを開催するのを知ったわ 自分を叱咤して足を引きずって劇場に行ったら幸い当日券があったわ
開幕の時間、もう多くの人が待っていた。劇場はジュゼッペ・ヴェルディ劇場。まちの人達が誇りに思っている劇場だとあとで知ったわ。
着飾った人は少なかったけど、みな楽しみにしている様子、中には仕事場から駆けつけたらしい青い帽子の漁師さん風の人や、明らかに新婚さんカップルなんかも見受けられてわ 聞き慣れた序奏で始まったボエーム
怪我して冷えた身体が徐々に暖かくなるのを感じたわ
(冷たい手を、なのにねw)
音楽があたしの緊張をどんどん和らげてくれた。足の痛みも気がついたら楽になっていた。
旅の不安もいつの間にか忘れてた。
そしてハイツェー…… なぜか涙がこぼれたわ la dolce spranza
ロドルフォがあたしに語りかけてくれてるのかしらとさえ思ったの。
そしてミミちゃん登場。
「雪解けの季節になれば
最初の太陽は私のもの
春の4月の最初の口づけは私のもの」
ここで完全に涙腺決壊よw
青い帽子のおじさんは帽子を取って深く頷いて聞いてたわ
カップルは寄り添って… そしてムゼッタ……
最終幕は実は見ていないの
その時の精神状態だと耐えきれないと思って
そっと劇場をあとにして駅に向かったわ
幸いストライキは終わり列車は出発したの
あたしは夜汽車に揺られながら 頭の中でミミとロドルフォが幸せになる話を考えてたわ
Altro di me non le saprei narrare:
sono la sua vicina
che la vien fuori d’ora a importunare.