【ゲームの企画書】エロゲー業界の重鎮アリスソフトのTADA氏が駆け抜けた現場30年。平成に始まり平成に終わった『Rance』シリーズを完結させた「作り続ける人」が向かう先
8月1日(木)11時30分 電ファミニコゲーマー

──(笑)。TADAさんがこの30年で製作に関わったタイトル数というのは、最終的には何本ぐらいになるのでしょうか?

TADA氏:
 メインで制作したのが20本くらいかな。
サブで参加したのが12本程度だろうか……アリスソフトのタイトルの半分ぐらいは作ったり深く関わったりしていると思いますね。

──30年で30本超。すごい数ですね……。
 その中でも、平成とともに始まったアリスソフトの第一作だった『ランス』は長く愛されたシリーズとなり、奇しくも平成の30年間で終わりを迎えました。
同時にTADAさんご勇退の報もあり……。まずは長丁場を終えたいまのお気持ちを教えていただけますか?

TADA氏:
 『ランス』シリーズは完結できてホッとしています。じつは『RanceX −決戦−』を作りながら、ふたつの時間的なリミットを考えていたんです。
 まずは自分の体力の限界。
「もう、このへんだろうな」と解っていたので。それでも、一回途中でだいぶヘタって、しんどくなった時期もありました。

──最終作ということで、ボリュームもすごいですからね。もうひとつのリミットとは?

TADA氏:
 エロゲー業界全体の勢いですね。これ以上、販売してくださる店舗が減る前に「間に合わせたかった」という気持ちです。
この先もきっとエロゲー業界はなくならないとは思いますが、パッケージで販売する形は「そろそろヤバいな」と、
だいぶ危機感を持っていましたね。やはり『ランス』はパッケージソフトとしてシリーズを始めましたから、『X』もパッケージで終わらせたかったんです。

https://news.denfaminicogamer.jp/wp-content/uploads/2019/07/25134831/P5222553.jpg
https://news.denfaminicogamer.jp/wp-content/uploads/2019/07/25134743/P5222488.jpg

https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0801/dfn_190801_6627861245.html


エロそうな顔してるわ 天職だな