どうしてもセックスするまでには至らない相思相愛の主人公と未来の関係性、未来の純粋さ、
その関係がちょっとづく壊れていく描写が丁寧だった
主人公たちにおせっかいを焼いたり逆に辛く当たったりするモブ子たちの描写も
壊れていく日常を描く上で良いスパイスとして機能していた
メリジェーヌが主人公に惚れてしまうのは、落とす側としてどうなのとも思ったが
めぐみは人間時代の姿であり、メリジェーヌには人間時代があったという設定をしていて
うまく説明したなとおもった
ただそのだゲーに共通してるけど、男の性格が豹変しすぎ
ユキカゼ3でも金髪メガネ相手に童貞のくせしてベッドヤクザな立ち回りと
普段の性格からの豹変ぶりが鼻についたが、本作も主人公がセックスになると
人格が変わったように責め始めるのがしっくりこない
あと主人公が寝取られて悪堕ちするという「NTRもの」のわりには、
女上位の展開が早々に終わりすぎだし、性欲に絡め取られて堕ちる展開を
もっと丁寧に描けてればコンセプトに違わぬ名作になりえた
NTRもの恒例のヒロインの目の前で「間女」と隠れてセックスするシーンのがないのも☓
主人公がたかぶる性欲と理性と未来への愛そして不信の狭間で
メリジェーヌの露骨すぎる誘惑に耐えながらもやがては「おまんこに負けてしまう」
その敗北の過程をもっとねっちり描写できたなら、文句はなかったのだが
ようするに主人公サイドの悪堕ちに至る描写が不満足だった
エロシーンはメリジェーヌの声優の人のおほぉやいぐぅ系の演技が微妙で
むしろめぐみにねっちりフェラされてるシーンとかのほうが抜けた
まあ個人的にだが、お話自体はゼロやアカデミアよりぜんぜん楽しめた