日本が経済的に衰退しているのは、少子高齢化が原因です
一人の人間が10億とか100億円のお金を持っていても、日本という国家規模で勘案した際には
意味など何もありません
富裕層の方達が、一般庶民や貧困層に代わり、10人のお子さんを儲けてくださるのでしょうか?

どれほど才覚に恵まれていようとも、どれほど努力をしようとも、誰も1日を48時間には
出来ないのです
富裕層とはいえ、1日に6回食事をされるわけではないし、外出時に2人分の服を着こむ
はずがないのです
ならばどうすればいいか?
富の再分配を実施して、日本の人口を増やせばいいのです
労働者や消費者の数を増やせばいいのです
この事により人手不足問題が解決をして物が沢山売れるようになり、景気振興が発生して
企業の収益・税収が増加するのです

『競争に勝って結果を出した者が、より多くの報酬を受け取るのは当然だ』
『人々が努力を続け、競争が激化すればするほど、組織や国家がより強くなる』

もしかすると、このように勘違いされている方達が、この世界には大勢いらっしゃるかもしれません
能力主義は、一見すると正しい事のように思われるかもしれません
『人生は努力次第』
もしかすると、このようにお考えの方もいらっしゃるかもしれません
どこかの誰かが将棋の名人のタイトルを獲得すると、残りのプロ棋士の方達は全員が、名人の
タイトルを手にすることは決して出来ないのです
希望者全員が、東証一部上場企業に就職できるはずがないのです
現在の資本主義制度下では、常にお金の奪い合いが発生しているのです
何処かの企業がシェアを伸ばせば、必然的にどこかの企業の業績が下がってしまうのです
能力主義が行き過ぎると、貧困格差が拡大をして少子高齢化に拍車を掛けて、
組織や国家が衰退してしまうのです