「はぴねす!」の渡良瀬準が「男の娘」キャラの流行を導いた象徴的存在なら、
カンパネラのレスターは「草食系男子」って言葉が世に出る少し前にWeb上で初めて姿を見せた点が印象に残った。
(ちなみにレスターがゲーム序盤で好きな食べ物を聞かれて肉類だと答えたシーンでは、元々草食系らしい顔つきなのに
わざわざ可愛い女の子たちの前でカッコつけてるな…とプレイ当時は苦笑せずにいられなかった)

それからしばらくレスターの事は、どみる作品の主人公の中では低めに評価していた。
「はぴねす!」の小日向雄真と異なり明確なダメ主人公として非難しなければならないほど酷くはないが、
良主人公扱いするには微妙な感じが強かったのだ。

しかし今年に入ってから、その評価を大幅に上方修正しなければならないと強く思うようになった。
きっかけは「はぴねす!」と同じく魔法科がある高校を舞台とする近未来ラノベ「魔法科高校の劣等生」
アニメ版では小日向雄真の中の人が無様なエリート高校生を演じさせられてるが、それ以上に主人公の達也が
一見レスターと似たようなタイプでありながら酷いの何のって…
あれを見てると、レスターが如何によく考えられた主人公キャラであるかを痛感させられる。