ペドフィリア(pedophilia)は精神医学的疾患分類とは別に、
日常語として強く未成年へひきつけられる性的嗜好を表す言葉として用いられることがあり、
特に欧米諸国では日常語としての使用頻度が比較的高い。
日本の場合、ロリータコンプレックス(ロリコン)とペドフィリアの混同がなされており、
日常語としての「ペドフィリア」は(ロリコンに比べて)病的・犯罪的ニュアンスを伴って使用される場合が多い。
また、いわゆるオタク的社会風俗場面においては「少女」の中でも特に幼い「幼女」
(未就学あるいは10歳に満たない女児)に対する性的嗜好を「ペドフィリア」として呼び分けることがあるが、
この場合「ペドフィリア」「ロリコン」共に通俗的な使用であり恣意的な使い分けである場合が多い。
なお日本の場合、刑法176条(強制わいせつ罪)において13歳未満の児童に対するわいせつ行為を犯罪とする旨が定められている。
また、刑法177条(強姦罪)により13歳未満の児童との性行為にはただちに強姦罪が適用される(13歳未満の児童には性的合意能力は認定されていない)など、
事実上子供との性行為が禁止されている。また後述のペドフィリア認知の経緯などあって、「ペドフィリア」には性犯罪者に対する蔑称のニュアンスを含む場合が多い。
ペドは性犯罪者扱い
ロリコンは性的嗜好