ぼくのかんがえたさいきょうの沙耶香ルート

ピアノ職人を目指してドイツで修行していた「葉桜みさ太」のもとへ
日本の姉から一本の電話がかかってくる。姉はリーリエ女学園で音楽教師を務めると同時に、
同校に寄贈された亡き父のピアノを調律していた。ピアノの調律には特殊な技術が必要で、
この世でそれができるのは、いまや姉とみさ太の二人だけだった。
その姉が妊娠し、間近に迫ったシュールフェストのためにみさ太に帰国してほしいという。
(「雨桜みさき」として女装入学。中略)
クヴァルテットのメンバーは美亜、沙耶香、千夏、小梅の4人。
みさきは調律師として陰に日向にメンバーを支えながら、沙耶香との仲を深めていく。
沙耶香「小さい頃、同じくらいの年齢の男の子のピアノ演奏会を聴きにいったの。
とても素晴らしかった。それが、私が音楽を目指したきっかけなんだ」
みさき「そ、そうなんだ」
シュールフェスト当日、美亜が足をくじいてしまう。このままでは演奏ができない。
泣きじゃくる沙耶香。彼女は実は転校を控えていて、最後の想い出を作りたかったのだ。
しばらく考えていたが、スッと立つみさき。「みんな、行くよ」

みさきのピアノ演奏は圧巻の一言だった。

フェストが終わり、夕暮れの屋上でみさきは沙耶香と向かい合う。
沙耶香「見ていたわ。あれは『洋琴十弾』の秘術の中で最高難度の奥義、『飛燕龍鬢』」
みさき「・・・」
沙耶香「あんなことができるのは伝説の天才ピアニスト『葉桜みさ太』、一人だけ」
(恋人として結ばれる二人。中略)

別れの日、沙耶香はまたも泣き出す。そんな沙耶香にみさきは言う。
「空はどこまでも続いているから」(これでOPが伏線として生きる)
ウェディングドレス姿の沙耶香の一枚絵で終了。