物語のあるべき始まりはこうだ・・・
社宅の前にリムジンが横付けされた(ナレーション:主人公)
蘭「冬弥、私と一緒に女学園に編入してください」
冬弥「(うぜぇ)」
蘭「冬弥は私が庶民の前で恥をかいてもいいというのでしょうかー」
冬弥「(うぜぇ)」
蘭お嬢様は成績不良である。だがまるきりのバカというわけでもなく、
数学の試験には全て「これって、あきらかじゃね?」とか書いて0点をくらったりする。
運動神経はすこぶるよい。ぼーとした表情で機敏な動きを見せるので不気味ですらある。
影武者(俺)によって作り上げられた蘭お嬢様の虚像に、明月女学園から招聘の話がきていたのは事実だ。
しかし、明月は完全なる男子禁制。中には女性しか入れない。つまり・・・
冬弥「単に、また私を女装させてお戯れになりたいということですね」
すると蘭お嬢様はふっと優しそうに微笑まれて、
蘭「そんなとこかなって」
・・・
彩春「私は優希ちゃんのこと、とっても、とーっても愛してるからァ」
優希「(うぜぇ)」
蘭「(生暖かい目)」