>>102 意訳
バージョン1.X(以下1.X)をリリースするたびにバージョン2.X(以下2.X)の開発も並行して進めている。
そのため、今後は1.Xの月例リリースが難しくなる。2.Xでは以下のような様々な改善がもたらされる予定。
・新しい物理演算システムによるパフォーマンスの改善。物理演算が1.Xのボトルネックになっている。
・軟体シミュレーションの改善。男女ともに適用部位を拡大し、よりリアルな表現が可能になる。
・肌の衝突判定の改善。男女ともにより正確になる。
・MODに対応した改善されたUIを実装。
・パラメータシステムの改善。改善されたUIに統合され、パラメータの検索と保存が可能。
・新しいアニメーションシステム。モーションキャプチャ、キーフレーム制御を併用したアニメーションの編集が可能。
・Unityの新しいHDレンダリングパイプラインに対応し、ユーザによる被写界深度やブルームなどの、ポストプロセス効果の調整が可能になる。
2.Xのリリースにはまだ時間がかかる予定。VaMの将来に対する影響が大きいため、早期α版のリリース時期は、完成度を見極めながら慎重に検討中。
早期リリース版は1.Xと比較して、限定された追加機能のみが実装される予定。2.Xのα版リリースの日程はまだ未定。

先週実装した機能
・HDレンダーパイプライン
 このUnitiyの新機能をテスト中。確実に2.Xを良いものにしてくれるが、まだ使い物にはならない。2.XのリリースまでにUnityが改善してくれるはず。
 最悪、自分たちの手でソースコードに手を加えるかも。対応GPUのレンジも広げることができる。将来的には2.Xへのレイトレ実装も視野に入れている。
・基本機能の移植
 楽しくないけどソースコードの合理化、モジュール化、変更簡易化のため頑張っている。プロジェクト開始から5年が経ったので、整理する良い機会。もう少しかかりそう。
 パラメータシステム:
  UIと簡単に統合できるようになる。タグ付けと、ブール演算によるフィルタリングを追加した。(この機能は1.Xにも導入する予定)
 入力システム:
  Untiyの最新システムに入れ替え、ユーザー側での操作変更が簡単になった。
  もし新しいコントローラーが発売されても、Unity側のアップデートで対応可能になる。トラッカーや五指のトラッキングにも対応済み。
  プラグイン側によるコントローラー別の対応が不要になるはず。
皆様の支援に感謝している。これらの実装予定機能によって2.Xはもう一段高みに至ることができ、これを公表できることをを嬉しく思う。楽しみに待っていて欲しい。