■エモクリの歴史総括(2)

ところが、エモクリはそうした凝った作品は想定しておらず、荷が重すぎた

登場人物は8人までだか、8人でさえ処理が重すぎてセリフがスムーズには描画されない

場面転換の度に様々なマップを往き来すると、長いロード時間が発生するし、同じマップでさえ、カメラを大きく移動すると描画処理がもたついた

こうなると、はやくエロシーンにありつきたいプレイヤーにはウケが悪い

本格的な群像劇シナリオタイプは総じて酷評されることとなった

リアルタイムにレンダリングなんかしないで、プリレンダで1枚1枚PNG変換し、シーケンサでその絵とセリフを表示出来るような改善が待ち望まれた

ところが、イリュのやったことは、誰も望んでいないコンテストを唐突に開催したことだった