■エモクリの歴史総括(3)

イリュのコンテストのやり方は常軌を逸したものだった

「アップローダーにある全ての作品を対象とする」

コンテストをするなんて全然言ってない時期にアップロードされたものや、コンテストに参加するつもりで作ってないもの、それら一切合切を対象にするという暴挙である

その時点で、1000を超える作品がアップロードされており、まともな審査など誰も期待していなかったが、案の定ーーー。

結局は、その当時の人気作品を選んだだけで終わってしまった

それは即ち、コイカツイベントシーン程度のエロ重視のものであり、重すぎると酷評されたシナリオ重視の作品は無視される形となった

チマチマと群像劇シナリオを作っていた、作家性の高いタイプの人達はこれに大きく失望し、離反していった

その後、イリュは、エモクリに関するアップデート、メンテナンスの一切を行っていない

登場人物を増やせようにしたり、プリレンダで処理を軽くするなどは言うに及ばす、コイカツのモーションやアイテムをエモクリにコンバートすることさえしていない

イリュにさえ見捨てられてしまったのだ、エモクリは

作れるものの幅が全然広がらず、相変わらずくだらない、エロシーンをテキトーにつなぎ合わせただけのものが多勢を占めるようになった

悪貨は良貨を駆逐する

こうしてさらにエモクリは退潮していった
まともなクリエイターは誰もいなくなってしまった

ああいう、馬鹿げたコンテストさえしなければ、まだ、続いていたかもしれないが、、、

END