前号までのあらすじ:このはの繰り出す忍術をことごとく撃退した影丸がついに反撃にでる

影丸「忍法・・・空蝉」
ぶーん(SE)
このは「な!消えた?」
影丸「実体を掴まれなければ存在しないも同じ・・・」
このは「貴様・・・ゲームのキャッチコピーではなかったというのか!?」
実体を掴まれなければ、存在しないも同じ――。掴まえられるか、くノ一よ。
このは「くっ!」
ビシビシ!(SE)
このはの放つ棒手裏剣が俺の幻影を正確に射貫いていく。
いつどこで誰から襲われるかわからない恐怖を感じていることだろう。
これまでやってきたことの報いでござる。
このは「はぁ、はぁ」
もういいか、と思った俺は姿を現す。
このは「影丸!!!」
このはは猛然と突進してくる。
影丸「後ろだ」
AI(名前忘れた)「てぇぇぇい!!」
手刀、一閃。
このは「な?ぐうっ・・!」
AI「・・・今日の予定は昼間は学園で授業、放課後は学生会の仕事、がんばっていきましょう、っと」
影丸「よお、AI、いつもながらお見事」
昔、ナビゲーターのデザインをどうするか聞かれて、俺は「妹のAI」でよろしくと答えた。
隠密仲間からはシスコン扱いされたもんだが。
AI「ファンディスクで攻略できます」