あんまり作家が感情移入のやり方をわかってないというか上手くないんだよね

例えば、ループもののシュタインズゲートでは序盤では見ず知らずの女の子が死んでてそれはプレイヤーにとっては知らない女の子なのであまり悲しいという感情は出てこない
それが物語が進むとまたプレイヤーにとってその死が別の意味を持つようになってる
要するに死のピークは後半にこそあるんだよね

本作の作家の場合は毎作、キャラに感情移入する前に大事件が起きてキャラが死んで本編はその大事件のトリックを解決する方に重きを置いてしまってる
つまりはキャラの比重がひたすらに軽いのよね
だからオチがひたすらに長い説明だけになり、感動を生み得ない
そのキャラたちが生きる世界ではなく自己満足的なチープトリックを見るだけの話になりがち