ことを前提に設計されてるんや。
特に半導体は数年ごとに技術革新で製造ラインを更新する必要があり、それまで機械を
動かし続ける。機械を止めても技術革新で陳腐化したら廃棄交換しないといけないし、
減価償却が急速に進む。
コロナ禍の影響で一時期半導体が世界的に値上がりして、あちこちで増産のための投資が
行われたんだが、その後需要が落ち着いて、現在はAI需要によるシステム半導体以外の
NANDやDRAMの価格が急落した状態。在庫山盛りで作っても儲からんけど、工場を止め
られないという状況なんや。
そういう状況やから、アメリカの半導体規制で中国工場の操業維持が難しくなった場合、
損切りで事業を縮小する可能性が高いとワイは思う。
「東南アジアに工場を移転して生産量を維持し、赤字覚悟で低価格を維持する」なんてこと
をする理由がないからな。
ただ、コロナ禍全盛期に計画されて近日操業開始予定の工場が世界に数十か所あるらしい
から、メモリの価格がすぐに上がるかどうかは何とも言えん。