泣きそうな表情ではなく、ただ恥ずかしそうな笑みを浮かべていた。
少しあとのオレだったら彼女の手をとってすぐ近くの屋上へ行く階段まで引っ張っていったろうけどその当時はまだそんな知恵もなく、(そりゃあそんなとこ見られたらはずかしいよなあ)くらいにしか思えなかった。
彼女とこの距離で向き合っているところを誰かに見られることのほうが問題のような気がしていたオレは「誰に言うんだよ。言えないよ」と言い残しその場をあとにした。
先日ふと思い出して、なんだか書きたくなったので書いてみたらしりすぼみなうえ思いのほか長くなってしまいました。申し訳ない。
最後までおつきあいいただき有り難うございました。