そんな夢のような悪夢のような時間が過ぎて行き、いつしか終わりの時間が近づいていた。
店の黒服の男性に、そろそろ時間ですと告げられた先輩は、ちょっとトイレに行ってくると席をたった。
と、彼女も一緒についていった。二人はトイレの前で何やら話しており、それから一緒にトイレに入っていった。
取り残された俺は、相変わらず機械的に女の子のオッパイを揉みつつ、先輩と彼女の帰りを待つ。
と、俺についた女の子から、プラスアルファでサービスするよ、と耳打ちしてきた。
プラスアルファのサービスが何か分からないが、つまり彼女はそういうことをしていたんだな、とぼんやりと考える。

まもなく、先輩と彼女が帰ってきた。先輩はすっかり上機嫌。彼女はうつむき加減で、こちらを見ようとしない。
次の店に行くか?という先輩に誘いを丁寧に断り、アパートに戻った。