「それはマドカ的に多い方がイイわけ?」「ん?」
「いや、なんつーか、その…客の出す量…の話なんだけども…」」

質問する俺の声は、緊張でちょっと震えていた気もする。
しかし、勘の鋭いマドカもおそらく気付いてはいなかっただろう。
俺が何を知りたがっているのか、彼女が今から何を追及されるのかを…。

「そりゃいっぱい出すほうがイイに決まってるよー♪」

俺の不安とは裏腹に、マドカは元気ハツラツといった感じ。
ただし「マドカ的に」ではなく、「客の主観」で彼女は語るのだけど…。