デリ嬢としてではなく、ただの女として。
客を相手にではなく、ただの男を相手として。
おそらく素のままのマドカがその身に童貞クンを受け入れていたかもしれないという事実。

現金のやり取りなどなく、駆け引きという駆け引きも存在せず。
「童貞クンなら…ま、いいかぁ」的な…ダメなコ…。
俺が求めていたのは、まさにこういうマドカだと、俺は悟ってしまった。

誰が相手でも無料でした、ってことなら俺は萎えたかもしれないし、怒ったかもしれない。
童貞クンとだけそうなっちゃいました、ってところが(*´Д`)ハァハァしちゃう。
確かにマドカは数え切れない程の経験人数を持ち、色々な男に抱かれてはいるのだけど、
本当の意味で気を許し体を許したのは童貞クンだけなんじゃないかと、俺は結論づけた。

そして、マドカが童貞クンに「気を許した」という意味では、
彼はしっかりマドカの心も手に入れていたのではないかと、その健闘に拍手を送りたくなるのだ。