実家から戻って以降、しばらく妹がふさぎ込んでしまうようになった。妹の悩みの原因はわかっていた。母の言う通り、いつまでも妹が経済的に自立できないことだ。
思い悩む妹を見て、俺としては前に夢で見たように妹が突然自殺することが心配で仕事に集中できない日々が続いた。家に帰って妹がエプロン姿で夕飯の準備をしているのを見ると、言葉に言い表せないような安堵を感じた。
俺は悩みに悩み、しばらく考えた結果、その問題(妹の自立)を解決する手段として俺も妹を求めることにした。妹が献身的にやってくれている家事等に感謝するだけではなく、俺も妹がいないと生きていけないと思うようになろうと。
見違える程に綺麗になった妹に対し、女としての魅力を感じていたことを正当化する手段だった。俺は妹で自分の性欲や性癖を満たすことを考え始めていた。