翌日の朝、職場に不穏な空気が流れていた。俺はいきなり応接室に呼び出され
部屋にはモナリザとその上司(58歳女性)が既に座っており、上司は俺にいきなり
「あなたたち休憩時間中にホテルに行くなんてどういうつもり!!」と激昂していた。
何がなんだかわからなくなった俺は、とりあえず落ち着いて答えを出そうとした。
よく考えると二人とも独身だし、休憩時間をオーバーしたわけでもない。
ホテルに行ったとしても問題なのは制服だからと言ったところだろうか。

その時すぐ気が付いたのだが、食事に行く時には職場からの道中で2軒ほどホテルの前を横切る。
昨日は向かいの歩道に職場のY子とK子が歩いておりこっちを見たように覚えている。
確信は持てないが、多分彼女達が上司にそのように告げ口をしたのだと思った。
向こうが俺たちを売ったのならこちらも...そう思いその事を話そうと思った矢先、
モナリザから驚くような言葉が出たのだった。