男が言う通り、あの夜二人は朝までセックスしていたと思う。
彼女が俺とでは決して出さない嬌声を上げていた。
一晩で二回もしないセックスを、彼女はあいつと一晩中続けていた。
そして何よりも、彼女は俺の存在をあいつに隠した事。
心が落ち着くまで、彼女と接する時間が苦痛だった。こんなにも愛しているのに、俺の想いは彼女に伝わっていないのだろうか、と不安になった。
そして先月末、彼女に聞いた。俺と結婚して良いのか?と。
彼女は笑いながら、「貴方しかいない」と言ってくれた。
この言葉に嘘はないと思う。
この言葉でやっと俺は折り合いをつける事が出来た。
つい先日、結納を交わしたばかり。
俺は彼女を幸せにし、彼女に幸せにしてもらう。疑いようなく、俺は彼女を一生愛し続ける自信がある。
すまん、読みづらかっただろうな。上手く伝わらなかったかもしれないけど、こんな夫婦もいるって事で・・・