彼女、目をつぶって、うつ向いたままスマホは親指カタカタ、足がガクガク、アソコを包み込んでいるおれの右手に震えが伝わる。危ないかな、でも止まれない。 おれも足震えてる。
電車はもう止まる、乗客が降車を意識して少しざわつくタイミング。
おれは柔らかくて暖かい奥の方をまさぐっていた中指でパンツを避ける。
中指を第一間接くらいまで潜り込ませて奥から手前までヒト撫で。
彼女はウッて声を出した。
そのまま手を抜いて降車。振り向かずにスタスタ。階段を登りながら少しだけ湿っている中指を舐める。脳髄を刺激するツンとした酸味。
そしておれのパンツは我慢汁でびしょびしょ。
危ないよなぁ。キッパリ引退しないとね。
以上妄想でした。

おわり