2、プレコギャル期(1990年代前半の首都圏)
90年代に入ってバブルが崩壊し、大人たちは元気をなくしますが逆にJKの存在感が増してきたのがこの時代です。
東京ではすでに80年代後半にはスケバンはダサいという風潮が生まれ、私立高を中心に制服のモデルチェンジも活発になります。
90年代に入ると、スケバンとは逆にスカート丈を膝くらいまで短くするのが流行りました。
女子高生が性的な意味合いでも世間に認知されるようになったのは93年でしょう。
この年に、のちに流行語となるコギャルという単語が生まれ、高校教師というドラマがヒットし、ブルセラや体育授業の盗撮が社会問題となりました。
当時の深夜番組の「トゥナイト」でも、独自の93年の流行大賞は、「ダチョウ倶楽部のブレイク」を差し置いて「女子高生」が選ばれました。
いいことばかりではなく、前述のブルセラや盗撮の問題が顕在化したことによって、学校でのブルマ廃止がこのころから加速化し、わずか数年でほぼ絶滅の憂き目をみることになります。