「売ったりしてなかったんだ」
俺はゲームソフトを売っぱらうタチではない。
「ちょっとやってみて」
コントローラーのもう一つもテレビ下にあったはずだが、妹は俺と対戦する気はなさそうで。
今度は背中に取り憑いてくる妹。
「おい、ちょくちょく当たってるんだが・・・」(心の声)
もう小5なんだからあっても不思議はないのだが、想像と実体験はずいぶん違う」
「スピード出さないで小さく回ったらいいんじゃない?」と妹。
「背中にセンサーが集中してそれどこじゃないわ!」(俺・心の声)