県警捜査３課と鉄道警察隊などは２０日、ＪＲ常磐線の電車内で酔客を狙ってスリを繰り返していた男５人を窃盗の疑いで逮捕し、
余罪４件を追送検したと発表した。５人は同線と乗り入れの東京メトロ千代田線で約２００件の犯行を繰り返し、被害総額は２１４５万円に上るとみられている。
逮捕されたのは、住所不定、無職江沢憲被告（２９）ら。いずれも窃盗罪で起訴されている。
調べによると、江沢被告らは昨年９月１５日夜、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅から
ＪＲ常磐線我孫子駅に向けて走行中の電車内で、酒に酔って寝ていた東京都葛飾区内の会社員男性（４８）からキャッシュカードなどの入った
ショルダーバッグを盗み、松戸市内の現金自動預け払い機で現金約２００万円を引き出した疑い。
５人は、スリの方法などを江沢被告が指示し、見張り役などの役割分担をして犯行を繰り返していた