117 ◆bKFAWWLicw 2018を待ち望むスレ part2 [無断転載禁止]©bbspink.com
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
■復活板■妻・彼女を他の男に抱かせて PART 57 から派生
ヨウニンは2ちゃん史上まれに見る無職の池沼なので相手にしないでください。はっきり言って時間の無駄です。
では妻を他の男に抱かせている117さんよろしくお願いいたします。
※前スレ
http://phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1526271921/ スレ立て乙
そして、腐れラグナ改め117はよ来てくれ。 117です。スレ立てありがとうございます。前にも断ってますが、俺は全然イケメンじゃないです。
夜風はまだ生温かかったが、麻衣子さんの手はひんやりしていた。
「あの…駅へは、どう行けば……」
俺は麻衣子さんの手を取ったまま途方にくれた。裏口から出てきたせいで、まるで方角が分からない。
「あははっ、ウチが連れてったらなアカンかったね」
結局、俺は麻衣子さんに手を引かれるようにして駅まで着いた。
しかし、初めて来た駅で土地鑑もなく、考えあぐねていると、麻衣子さんが俺に身を寄せるようにして
「この辺やとカフェの常連に会いそうやから、別のトコにせえへん?」
と提案してきた。
「じゃ、三ノ宮あたり行きましょうか」
「ええけど、今からやと、あんまり飲めへんかもね。また旦那くんから電話かかってくるかもしれへんし」
いつの間にか、22時を回っていた。
とりあえずは神戸に戻ろうということになり、改札をくぐって神戸方面行き電車のホームに立った。 「どうしましょうね」
電車を待ちながら、俺は訊いた。もう一軒と誘ったはいいが、何のプランもない。情けなさで潰れそうな気分だった。
「ウチの家は?」麻衣子さんがさらっと提案する。
「ええっ?!」俺は思わず大声を出してしまい、他のお客にジロリと睨まれて縮こまった。
「家の電話に出れば、旦那くん文句言わへんからさ」
麻衣子さんは線路の先に視線を投げたまま言った。
「いや、そういう問題っていうか……大丈夫なんですか?」
「何が?」
麻衣子さんが俺の方を向き、大きな瞳で見つめる。
「旦那さんに内緒で、俺なんか家に上げたら……」
「可愛い奥さんを放ったらかして、年増女を誘うのはええの?」
麻衣子さんが意地悪い口調で目をスッと細める。もともと整った顔が、冷淡な表情のせいで背すじが凍るほど美しく見える。
声も出せずに硬直していると、麻衣子さんはフフッと笑って視線を逸らした。
その時ちょうど電車が来て、俺と麻衣子さんは乗り込み、並んで腰を下ろした。
麻衣子さんの家に行くかどうかは、決められないまま。 二人で電車の吊り広告を見上げながら、無難な話を口数少なに交わした。
横目で見ると、麻衣子さんは椅子に浅く腰掛け、ごく自然な感じに背すじを伸ばして座っている。
抜けた衣紋からスラリと伸びるうなじが色っぽい。
こまめに直してはいるのだろうが、浴衣も髪も化粧も殆ど崩れた感じがなかった。
本当に、綺麗だ。
見惚れているうちに、電車は麻衣子さん宅の最寄り駅に滑り込んだ。
麻衣子さんがスッと席を立ち、俺を見下ろすと「どうする?」と言うように無言で首を傾けた。
俺の家の最寄り駅は、あと二つ先。
このまま理性を保って電車に乗り続けるのか、麻衣子さんの誘いに乗るのか。
電車のドアが開く。
俺は、腰を上げられなかった。
麻衣子さんは、無表情に俺から視線を外し、電車から降りた。
他人同士のように。
これでいい。何もなくていい。 117続き気になりますやん・・
書いてくれ・・・4 しかし、ドアが閉まる直前、俺は席を飛び出し、ホームに駆け下りていた。
一瞬で汗だくになった。殆どが冷や汗だった。
「ギリギリやったね」
麻衣子さんが優しく声をかけてきた。
「でも、もうしたらアカンよ。危ないから」
「すいません」
「次は、ウチが飛び乗るわ(笑)」
「させません(笑)」
二人で笑い合うと、改札を出た。 駅を出てすぐのところに、フランチャイズの居酒屋があって「深夜2時まで営業」と看板が出てた。
「ここでもええよ?」
麻衣子さんが看板の前で足を止めて言った。
男が女を口説くのに連れて行くような雰囲気の店じゃない。例えば、K藤さんが「もう一軒付き合ってくれ」と嫁を誘った時には、決して行かないような店。
「ここにしましょう」
俺は言った。半ばヤケだった。
威勢良く誘ったはいいが、何をしても格好がつかない自分にウンザリしていた。
麻衣子さんは口角を少し上げるだけの笑顔を見せると、先に店に入っていった。
幻滅されてるんだろうなと思いながら、俺は麻衣子さんの後に続いた。 店は空いていて、俺と麻衣子さんは暖簾で仕切られた4人がけテーブルの半個室に通された。
注文を済ませたところで俺の電話が鳴った。
嫁からだった。
すいません、と麻衣子さんに告げ、店から出て電話を取る。
「あ、Aくん?いま大丈夫?」嫁の声はいたって普通で、ヤりながら電話してる訳ではなさそうだった。
「大丈夫だよ。どした?」
「いや、家にかけても出なかったから、どうしたのかなって」
「ライブの後、麻衣子さんがピアノの弾き語りを一曲披露してくれたんだ。それで帰りが遅くなって」
「ええっ?!それ聞きたかなったなぁ」
「Fさんも帰った後だったよ。いま、Fさんの家?」
「うん」
「エッチされてるのかと思ってた」
「Fさん帰ってきてから、ずっとされてたよ…」 俺は電話を取り落とさないよう、震える手を必死に抑えながら聞いた。
「今は?」
「Fさんがもうちょっと呑みたいからってコンビニに出かけてるとこ」
「一緒に行かないんだ?」
「外に出れる格好じゃないから…」
どんな格好だよ。俺は、嫁が出かける前にバッグに詰め込んでた下着やワンピースを思い出した。
「明日は、また昼頃に帰ってくる?」
「うん、その予定。お昼ご飯一緒に行けたらいいな……あっ、やだっ!まだダメっ……あんっ!ゴメン、また連絡するね。んっ……おやすみ」
電話が切れた。
おそらく、Fさんが戻ってきて嫁にちょっかいを出したので、慌てて切ったんだろう。 嫁がFさんの家で抱かれまくっているという屈辱感と、麻衣子さんと二人きりで居るという高揚感と、何一つ格好のつかない劣等感とで頭がおかしくなりそうだった。
携帯を閉じて顔を上げると、いつの間にか麻衣子さんが外まで出て来ていた。
「電話、大丈夫?美香さんやったんちゃう?」
すごく心配そうにする麻衣子さんに、俺は
「大丈夫です。明日のお昼を一緒に食べようっていった約束しただけですから」
と言い、二人で店に戻った。 席に戻って程なく、飲み物と料理が運ばれて来た。俺はビール、麻衣子さんは梅酒のロック。
店員が立ち去ったところで、麻衣子さんが梅酒のグラスを片手に立ち上がり、俺の隣に座り直した。
「Aさんと向かい合わせに座るの、なんか落ち着かへんくて」
と照れ臭そうに笑うと、袂を押さえながら、俺に寄り添うようにしてグラスを差し出した。
「かんぱい」
わざとらしくなく自然と鼻にかかる、ハスキーな甘い声。
差し出されたグラスに軽くジョッキを当てると、俺はビールをぐいっと飲んだ。
冷えてビールが、汗をかいた(主に冷や汗だったが)身体に染み込んでいくようだった。 嫁によれば、麻衣子さんをデートに誘おうと会社の男性たちが何人も挑んだが、そのことごとく撃沈しているらしかった。
俺は、偶然にも、その機会を手に入れてしまった。
しかも、麻衣子さんから誘われるような形で。
格好がつくようなことは何もできていないけど、美女を隣にして、俺は夢見心地だった。
「クレアって呼び名、いい響きですね」
「あのカフェの、前のオーナーさんがつけてくれてん。ウチさ、ちょっと病気したせいで、仕事し始めの頃、ガリガリやったって話したやろ」
「美香よりも痩せてたとか」
「せやねん。手足なんか棒みたいでさ。それが恥ずかしくて、仕事以外で家から出られへんくて。毎日、鏡みて泣いとってん」
「想像できませんけど」
「歌は小さい頃からずっと好きで、友達がそのオーナーさんを紹介してくれたんよ。そしたら『ここで歌ったらどうや』って言ってもろてね。
最初は恥ずかしくてしゃあないから、バンドの後ろに隠れて歌っててん。キーボード弾くフリして(笑)」
その後、麻衣子さんは何年も教室に通い、本人が謙遜して言うには「ちょっとした手習い程度」には弾けるようになったんだそうだ。 「お客さんに拍手もらうと元気が出てさ。身体も元に戻ってきて、気がついたらすっかり人前で歌うことにハマってしもて。今日一緒にピアノ弾いてたヤマさんとかは、その頃からずっと一緒に演ってんのよ」
「思い入れのあるお店なんですね」
「せやねん。そのオーナーさん、バイクの事故で亡くなってさ。もう四年になるかな。クレアって呼び名は、形見みたいなもんやね」
麻衣子さんは、少し寂しげに笑うと、梅酒のグラスを空けた。
俺もビールが無くなっていたので、二人でお代わりを注文し、二度目の乾杯をした。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています