「その日」は夏の日で俺の二十歳の誕生日に近かった
長期休みの期間中を選んだのはオッサンの計らいかもしれないが誕生日までは…と思っていたら
「もうその日は二十歳過ぎてるよな」
いつ知られたのだろう?と初めてオッサンに対して感じた警戒感(恐怖感?)…
「部屋に入ったら、ねえさんがいいと言うまで外に出ることはない」とも聞いていたので、友人に運よく借りられた原付バイクで向かった
期日は平日の14時だが、そこから帰りは夜遅くなるんだろうとは予想していた
「終電が…」なんて言うのは野暮だという思い込みもあった
「絶対に逃げ出しちゃダメだよ」
オッサンがニヤケ気味に最後に言った言葉がやけに気にかかった