俺は降りやすいようにドアのすぐ横の立ち位置をキープしていたのだけど、
老人グループが大量に乗り込むタイミングで、ガイドさんが目の前に寄ってきた。

説明用のマイクがドアのところに取りつけてあるから、彼女はそこに立たなければならなかったのだろう。
けれども、車内はすし詰め状態な訳で、俺はガイドさんの背中にピタリと密着する格好になった。

彼女の髪が顎の辺りに触れていい匂いがするし、服越しでも背中の体温が伝わってくる。
そしてズボンの股間部分は、スカートに包まれた彼女のお尻に押しつけられた状態。
勃起するのは自然現象だった。

ガイドさんはそんな俺に一切構うことなく、アナウンスを開始。
でもあの混みようでは、窓からの景色を十分に見られない人も多かったと思う。
俺はドアの脇の窓のところにいたから、険しい山肌をしっかりと観察できたし、
彼女のお尻の柔らかさもしっかりと感じ取れた。